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『天気の子』ネタバレ感想~考えるな、感じろ~

今週は新海誠監督の待望の最新作『天気の子』が公開となりました!

もうすぐペットも公開だし、この夏すごい。映画の大渋滞!中でも天気の子はかなり楽しみにしていた一作なので、すぐ観に行っちゃいました。

 

ネタバレ含みますので、まだ鑑賞していない方はご遠慮ください。

あらすじ

離島から家出して東京にやってきた穂高(ほだか)。彼は島で見た、空から一点を差す太陽の光を追って船で島を出てきた。来たはいいものの、職も行くあてもなく路頭に迷う日々。物騒な街中をふらふらしていると偶然落とし物の拳銃を見つけ、とっさに持ち帰ってしまう。そんな中、街中で一人の少女 陽菜(ひな)がおっさんに絡まれているところを助けようとし、逆にボコボコにされてしまう。冷たい人々、無機質な街に「東京ってこえー」と思っていた穂高はお守り代わりに拳銃を持ち歩いていて、身を守るために発砲してしまう。この出来事が穂高と陽菜の出会いとなり、発砲も後々大ごとになっていってしまう。

ストーリーに関して

今から少し辛口なことも書きますが、まず最初に・・・私はこの作品すごくすごく、すごく好きです!!

本作も『トイ・ストーリー4』同様に賛否が分かれているようですね。

はっきり言って、ストーリーを通してのメッセージ性という点では、何も受け取ることができませんでした(笑)前半は絶好調で「この後どうなるんだろう~!」ってワクワクするんですけど、だんだん作中の天候と同様にストーリーの雲行きが怪しくなり、「ラスト、オチつかないのでは…」という予感が的中。「陽菜と引き換えに東京は雨が降り続けましたとさ、まあ元々東京も数百年前は水で覆われてたしね。」でおしまい。(゚д゚;) エエエ

終盤警察から逃げるところは、BGMが唐突にコナンっぽかったし逃げ方も無理があるなぁーという印象。そしてあの世話になったおっちゃん(名前忘れた、小栗旬の役の…)彼は最後何がしたかったの?と、色々ツッコミたいところがありました。

空の描写が素晴らしかった

ひどい言い様をしてしまいましたが…じゃあ何がそんなに良かったのか?

私は、天気に一喜一憂する人たちや、きれいな青空の描写がグッときました。そこでRADWIMPSの曲のピアノバージョンがかかるのですが、不思議とそこで泣いちゃいました。かかっていたのは「晴れゆく空」という曲かな?新海監督の作品って、こういう場面で優しさがにじみ出てるような気がします。

何かの番組で、監督がインタビューで「『君の名は。』で忙しかった時に空を見上げて思い浮かんだ」みたいなことを言ってました。空って、普段何気に見ただけでは何も感じないけど、何か特別な出来事とか特別な感情があった時に見上げるといつまでも記憶に残ってるんですよね。

私は仕事やプライベートで無理をして人生で一度だけ体壊して入院したことがあるのですが、その時に病室から青空を見て「あー、こんなにのんびりしたの久しぶりだなぁー」と、思わず涙が出たのを今でも覚えています。他にも覚えている空はあるのですが、そういう光景とか出来事とかを映画観ながら少し思い出しました。

ストーリー自体は色々思うところありましたが、ふと見上げた空から発想を得てここまでの作品を作ったことはすごいと思うし、素敵な空を映画館で見せてくれてありがとう!と思いました。先日舞台挨拶で新海監督が、ひるまずにエンターテイメントを表現し続けたいとおっしゃっていましたが、ぜひこれからも監督が描きたいと思うものを見せてほしいです。

 

 

書いてて思い出しましたが、今回も音楽がRADWIMPSだったんですよね。なんだかポスタービジュアルも『君の名は。』と少し雰囲気似てるし、既視感満載になるんじゃないのかなって思っていたのですが、それはあまり感じませんでした。『君の名は。』は『君の名は。』で良かったし、『天気の子』は『天気の子』で良かったです。 見るか迷っているなら、ぜひ映画館へ!