箱入りみかんどっとこむ

映画・ドラマ・時々雑記。

『タイピスト!』スポ根と恋愛のあんばいが絶妙

みかんはこの映画・・・嫌いじゃありません。いや、むしろ好きです。

今日は『タイピスト!』というフランス映画を紹介します。(ネタバレあります)

映画『タイピスト!』を大雑把に説明

保険屋のルイは秘書を探しており、採用面接を行なう。当時フランスでは秘書が女性に大人気の職業で、面接には多くの女性が殺到した。その中にいた女性 ローズは田舎から出てきて面接会場で浮いていたが、タイピングの早打ちと芯のある性格からか見事合格し1週間のお試し期間をもらうことができた。ローズは仕事でドジをすることが多く、ルイはタイプライターの早打ち大会で勝つことができたら契約更新することを提案し、二人三脚での特訓生活が始まる―。

ちょくちょく挟まれるピンクな演出

面接でローズがルイに1本指高速タイピングを披露していると、あまりの勢いに髪を結っていたゴムが吹っ飛びワンピースの肩部分がずり落ちます。タイピングでそんなことが起こるのか?!肩ひもは分からんでもないが、ゴムが吹っ飛ぶってなかなかないぞ(笑)早くも序盤で何かを予感させる演出でした。その後も雨で服が濡れたローズのお胸がスケスケになってしまったり、ルイがローズの姿勢を直そうと肩から腕をスゥゥゥ~っと撫でおろしたり(BGMが明らかにいやらしい)など、雰囲気がちょいちょい怪しくなります。ルイが時々スイッチ入っちゃってこのモードになるのですが、なんとローズの誕生日に素敵なアクセサリー・・・ではなく、タイピングのための補助台をプレゼント。がっかりする彼女をよそに、手作りしたことをドヤ顔でアピールするルイ。こういう人、時々いますよね(笑)けどそんなことも乗り越え、ついにベッドを共にします。さんざん微妙なシチュエーションがあった後でようやく・・・ということで、二人は盛り上がります。

タイピングって面白い!と思わされた

タイピングが流行っていたというこの設定は、どのぐらい忠実に再現されているのかすごく気になりました。あんなにみんなが歓声をあげるほど熱狂して、タイピストにファンがつくような状況だったのか?

劇中、タイピングは完全にスポーツと化していました。なんたってトレーニングのメニューにランニングが入ってましたから!果たしてそれは必要なのか、と一瞬疑いたくなりましたが、たしかに決勝に進むほど試合数も増えるし、1回につき5分のタイピング。たしかに体力はめちゃくちゃ使いそう。行を切り返す時の「ガシャーン!!」という音とか、紙の入れ替えとかがアクセントになっていて競技っぽいです。

また、タイプライターがレトロでかわいかったです。今のキーボードと違ってキーがでかく、主張が強い。色んな種類のデザインがあって、どれにするか選ぶのが楽しそう。打つのが早すぎて印字部分の部品が絡まってしまうアクシデントがあったので、タイプライター選びの基準の一つとして高速打ちに耐えられる動作ができるかも重要かもしれないですね。

バランスがちょうどいい作品だった

上記の通り、エロとタイピングのさじ加減がすごくちょうどいいと思いました。ずーっとタイピングだけだと何百文字と打つ手にこっちがノイローゼになってしまいそうだし、優勝できなかったら「結局指導を言い訳にローズとイチャイチャしたかっただけかよー!」と思うし。清らかなラブでなくエロというのも、大会の緊張感をほぐす要因になっていたと思います。

 

タイピスト!』はAmazon Primeで視聴可能です。ぜひ!